学習メモ:Seasar2徹底入門〜SAStruts/S2JDBC対応〜(Part.1)
<Seasar2基礎>
⇛ DI(Dependency Injection)
コンポーネント間の依存関係をソースコード内に記載するのではなく、外部から注入する考え方。
元々はIoC(Inversion of Control:制御の反転)概念がベースになっている。
あるプログラムが能動的に処理を行うのではなく、必要な処理を、より上位のメタプログラムから呼び出すというもの。
プログラムが処理を呼び出すのではなく、呼び出される形になる事から、制御の反転と呼ばれている。
⇛ POJO(Plain Old Java Object)
DIコンテナは、依存性の解決にPOJOを用いた開発を促進してきた。
POJOであれば、特別な環境を用意しなくても動作させることが出来る。結果、UTが容易になる。
⇛ DIメリット
コンポーネント間の依存関係をDIコンテナが解決してくれる事から、各コンポーネントが疎結合になる。
具体的には、各コンポーネントを独立して開発しやすくなったり、テストがしやすくなる。
AOP(Aspect Oriented Programming)を利用しやすい。
※アスペクト指向プログラミング:オブジェクト指向がうまく抽出出来ない処理をアスペクトとして共通化する手法
実現方法は、コンパイル時や実行時にバイトコードを操作する事で処理を埋め込む手法が一般的。
DIコンテナの場合、内部でアスペクトを適用する事が可能。
結果、宣言的なトランザクション、トレースログといった共通処理をAOPを用いて手軽に実装出来る。
⇛ Seasar2メリット
設定ファルの記述量が少ない
HOT deploy機能を備えている
フルスタックフレームワークである(フルスタック=全部入り)
国産
<Seasar2準備>
⇛ EclipseにSeasar2プラグインをインストール
まずは、Eclipse -> ヘルプ -> 新規ソフトウェアのインストール ->更新マネージャに下記URLを入力して、追加
http://eclipse.seasar.org/updates/3.2/
上記URLからは、DbLauncherのみをインストールする様にしましょう。(他のモジュールは古い)
上記の更新を終えると、次に下記のURLを同様の手順でインストールを行う。
http://eclipse.seasar.org/updates/3.3/
上記URLからは、Dolteng、Kijimuna、SAStruts Plugin、ResourceSynchronizerをインストールします。
⇛ Tomcatのインストール
Tomcatをインストールする為に、公式ないし、Eclipseのウィンドウ -> サーバにてダウンロードしてインストールボタンを押下でオッケー。
以上でSeasar2を使用する環境が整う為、何という事もない。後は遊んでみるだけである。
それにしても、枯れた技術を目指したという所に愛さえ感じるフレームワークだったのだね。Seasar2という奴は。
明日の会合に間に合わぬ頭で参加する事になりそうだ。
うむむ、理解しながら進まなければ、これは崩れてしまいそうだ。