学習メモ:勝ち残りSEへの分岐点

私の様に、元々基礎学力が低い人間がSEとして生き残る為には、何が必要なのか。
私は体系的な知識が欲しくなった。

ブクログには大量の書籍を読んでいる事を認識させてくれるが、
テクニカルスキル的な部分で言えば、私は応用情報レベル以上の話が、多分理解出来ていない。
(※本当の所を言うと、応用情報レベルの話も徐々に忘却されているはずなので、怪しい。)

昨年の反省点は、Java言語の学習やフレームワークデザインパターンの学習時間が取れなかった事である。
それよりも、金言集やマネジメント、ソフトウェア開発手法を学習する方が面白かったのです。

今年は最低限のテクニカルスキル(上記の学習は最低限握りたいし、使える様になりたい。)

さて、本書のお話。
気になった所をメモっておく。
※というより、私の目の前の成年がスマホを一生懸命振ってジャイロセンサーで遊んでいるんだが、
 鏡で自分の姿を見た方が良いよね。実にスマートじゃない。

P.52平均的な学習時間
私は、SE以外の職種の方々が、どの程度学習しているのか知らない。
我々SEの学習時間は、著者の簡単な調べによると、「5時間〜15時間」であるそうだ。

P.63教育の重要性
教育に力を入れない

スキルが上がらない

トラブルが多発する

儲からないのに激務

教育に力を入れない
(※以上エンドレス悪循環)

P.75転職で成功する為には
自分に求められる成果を転職先の方に事前に確認する事が大切。

転職で失敗する人は、下記の事をすぐに質問する。
 (1)次の会社では何をやらせてもらえるのか。
 (2)どんな仕事やポジションを与えられるのか。

成果を出す時期と期間を確認せよ。

自分に(どこでもゼロから通用する)真の実力があるかどうかを日々考えろ。
会社の看板、組織、上司の支え、周知のサポート、全部外した。
さぁ、あなたに何が出来る?

P.98出来るSEとは何か
出来るSEとは最低限、大学卒業程度の学力と、応用情報技術者レベルの知識が必要であり、
この基礎知識を瞬間的にアウトプット出来るくらい徹底的に頭に叩き込んでいる事が大事。

基礎がない所に応用なし、応用なき所に創造なし。

基礎力を身につける理由は下記の3点
 (1)会話で使える様にする
 (2)ひらめきを生み出す原動力
 (3)他の知識を引き寄せ、知識量を増やす

P.135SEに必要な4つのスキル
 (1)テクニカルスキル
 (2)プロセスマネジメントスキル
 (3)ビジネスマネジメントスキル
 (4)ヒューマンスキル

P.176口だけのSEにならない為に
 (1)実績、成功事例
 (2)知識の量が多い(勉強している。資格を持っている。)
 (3)経験がある

これらを説明させる為に、Why so?アプローチで面談すれば良い。

P.179ビジネスマネジメントスキルをどう身につけるか
 (1)中小企業診断士の学習
 (2)ITコーディネータ研修
 (3)業務知識と業界知識

※業務知識を学ぶ上で考えておかなければならない事は、
 どうしてその業務が必要になるのか。という事を理解する事。

【所感】
前述した通り、私の様に基礎力が足りないエンジニアに対しては、
否応無しに現実を記載している為、良い反省になります。

SEは最低限のテクニカルスキルはやはり必要である。と、(ここは私も認識している。)
その為、応用情報の学習を昨年に励み取得に至ったのである。
しかしながら、それが取得出来た所で、開発が出来る様になる訳ではない。

エンジニア同士の会話は理解出来るが実装出来るレベルに到達しない。
ここが昨年末からの私の課題であり、Javaの書籍を読みあさり、MVCモデルから学習をする事になったのだ。

結果として、途中でなぜか、アジャイル開発に興味を持ってしまい、寄り道をしてしまったが、
現在は、オブジェクト指向について再学習している。

やはりハンズオン形式の学習でなければ、技術は身に付かないと思う。
自転車の乗り方を言葉で説明されても乗れないのと同じである。

さて、本書にて印象的だったのは、
雑誌を全て鵜呑みにしてはいけない。雑誌も不況であるから、不安感を逆なでしたいのだ。
それよりも国家資格を学習する事で、体系的な知識をスマートに学ぶ事が出来る。

そして、それらは必要になってから学習するのではなく、先手を打つ事が大事である。という事。
安易な転職に踊らされず、自分一人が企業にとってどのような価値を提供出来るのか。
其処を考えて日々生活をしろ。

日々是精進。

あっ、全然関係がないのだけれど、
自分が親になる事があれば、子供と一緒に勉強したいなぁ。
きっと沢山の事を学べるはずさ。

勝ち残りSEへの分岐点 (DB Magazine Selection)

勝ち残りSEへの分岐点 (DB Magazine Selection)